「西京」という言葉について、考え、調べました。世の中には、魚の切り身の「西京漬け」がどこにでもあります。スーパー、百貨店、ECサイトお取り寄せ。
京都市の西京味噌組合さんにお電話で聞いてみました。その結果「西京味噌という表現についてはルールがあり、西京味噌組合で認可が必要です。しかし、西京漬け という言葉は一種の料理方法の呼び名であり、西京味噌組合で制限はできません。」との回答を得ました。
更に「本来であれば、京都の西京味噌を使って味を付けた料理や魚を西京漬けと呼んでほしいですが、実際にはそうなっていません。京都以外の味噌を使っていても、西京漬け と呼んでいる商品は多いです。でも、そのことに対して制約をかけることはできません。」とおっしゃってました。
問い合わせてスッキリしましたが、「西京」という言葉を使うことには、やはりためらいが生じます。今までは「京都の西京味噌を使っていないので、当社では西京漬けはできません。」とかたくなに説明してきました。
今日、問い合わせてみて、今までの考え方は間違っていなかった。ということがわかり、分かったことに対してはスッキリしましたが、以前、グレーな呼び名「西京漬け」をお願いしますという注文は後を絶ちません。